"断捨離"
という言葉をご存じですか?
この10年で一般に使われるようになった
言葉なので、聞いたことがない!
という方も多いと思います。
「いつか使うかも……」
「全然使ってないけど、捨てるのもなぁ」
断捨離とは簡単に言うと、
↑のような「もったいない精神」を捨て、
本当に必要なもの以外は思い切って
捨ててしまおう!という考え方のことです。
「もったいない」大量の物が占領することで
使えなくなるスペースこそ、
実は本当の「もったいない」物なんです。
また、お部屋の無駄なものを減らすことは、他にも様々なメリットに繋がります。
・気持ちに余裕ができる
(お部屋がキレイになることで
空間のリラックス効果UP)
・時間が有意義に使える
(探し物を見つける無駄な時間が減る)
・家事が楽になる
(物が減ることで隅々まで掃除がしやすくなる)
・お片付けのその前に……
実際にお片付けに入る前に、
まずは、物を整理する際に
"どうしてとっておいたのか?"
という点を念頭に置いておきましょう。
「物を捨てない」
という判断をしたからには、
かつてのあなたには何か置いておく理由が
あったのかもしれません。
その理由を自分で思い返してみましょう。
・日常使うもの
・仕事で使うもの
・思い出の品
という理由であれば、
かつて必要なものだと思って
保管していたものかもしれません。
反対に、
・もったいない
・まだ使える
という理由であったのなら、
今はいらない物の可能性が高くなります。
~断捨離のコツ~
1.まずは小さな範囲から
どんな事でもそうですが、
はじめから大きな目標に手を出すと
嫌になって放り投げてしまいがちです。
まずは、身の回りにある小さいものから
コツコツと片付けを始めましょう!
カバンや財布など、
普段から身の周りにおいてある物には、
意外と使わなくなった不要なものが
たくさん入っています。
財布の中身を整理する際には、
必要なレシートの保管場所
を決めておきましょう。
「必要なレシートが
まだ財布の中にあるかも……」
と考えてしまうと、
"掃除する"という行為自体が
億劫になってしまいます。
必要なレシートの場所を決めておけば、
それ以外の場所に入っているものは
簡単に捨てることができます!
次に財布の中をお掃除する時のためにも、
このことを心掛けてみましょう!
なお、お化粧に使用するコスメなどは
使用中・未開封関係なく、
使用期限が過ぎているものは
きっぱりと捨ててしまいましょう。
「まだ使える」と取っておいても、
使用することで肌トラブルにつながる可能性があります。
2.取り出した物を並べる
お掃除したい場所が決まったら、
次はそこにある物を全て取り出しましょう!
収納されていた物を取り出すことで、
手元にどんな物があるのか把握できます。
・持っていることを忘れていた
・実は二つ持っていた
なんて物もあるかもしれません。
少し場所は取ってしまいますが、
物を一列に並べることで
取捨選択がしやすくなります!
3.取捨選択に制限時間を設ける
では、ここからは実際に
お掃除を始めていきましょう。
何か物を片づける際、
最もハードルが高いといわれているのが
この段階、必要なものといらないものに
「分ける」作業です。
ここで時間を使いすぎてしまうため、
お掃除に苦手意識をお持ちの方も
多いのではないでしょうか。
この「分ける」作業の進め方が、
断捨離を成功させるためには
とても大事になってきます。
一つの物を手に取るたびに悩んでいたら、
時間がいくらあっても足りませんし、
決断力も鈍ってしまいます。
悩む時間を自分の中で
最小限に抑えることが肝心です。
例えば、制限時間を
1分に設定したとします。
物を手に取った際、
その1分間で決められなかったものは
一旦「保留」としておきます。
「保留の物が増えすぎてしまう……」
という方は、極端に制限時間を5秒にする
という手もあります。
とはいえ、思い切りが良すぎて、
あとで後悔……
なんてことになったら目も当てられません。
無理をせず、自分が決断できる
最小限の時間に設定しましょう。
もちろん、その制限時間は
キッチリと守ることが大切です!
4.「必要」・「保留」・不必要」の3つに分ける
制限時間を自分の中で設定したら、
次は先ほど並べたものを
「必要」「不要」「保留」
の3つに分けていきましょう。
制限時間内に決められなかったものは、
一旦保留エリアに分けていきます。
必要なもの
・頻繁に使っているもの
・使う頻度は少ないけれど
必ず使っているもの
・それを見ると元気になるもの
断捨離候補
・思い入れがあるけど壊れてしまったもの
・まだ使ったことがないもの
・1年以上使っていなくてすぐに
また手に入れられそうなもの
↑は、それぞれ一般的に必要・不必要に
分けやすいといわれている物です。
必要なもの・いらないものは千差万別。
人と同じ基準で取捨選択することが
必ずしも正解とは限りませんが、
「自分では明確な基準を決められない!」
という方は参考にしてみてください!
5.思い出のある物は最後に考える
「保留」にしておいた物の中には、
思い出があって悩んでしまう物も
多いのではないでしょうか。
そういった物を捨てる・捨てないの判断は、
他の片付けが一通り終わってから
最後に行いましょう。
その場で思い切って決断するのではなく、
ひと段落ついた後に改めて考えることで、
冷静に判断することができます。
後悔なくお掃除を終えるためにも、
最後にまとめて考えることをお勧めします!
「捨てるのは嫌だけど、
場所をとって邪魔だなぁ……」
と思うような物は、写真やビデオに
記録しておくのもいいかもしれませんね。
データに残しておけば、実物が無くても
あとで見返すことができます。
お掃除の際の思い切りの良さは大事ですが、
かといって勢いに任せて
「あれもこれも捨ててしまおう!」
というのは危険な考え方です。
最後にワンクッション挟むことで、
後から後悔しないように予防しましょう。
いかがでしたか?
今回は、断捨離のコツについて
解説しました。
「部屋を片付けてみようかな?」
と少しでも思った方は、
その時にすぐ始めてみましょう。
部屋のお掃除を1日で全て済ませる
というのは、想像以上に大変です。
やる気満々で取り掛かっても、
夕方ごろには、
「残りはまた今度に回そう……」
と、挫折してしまうケースがほとんどです。
日々コツコツと物を減らしていくつもりで、
計画的にお掃除を進めていきましょう!