近日中の梅雨入りが報道され始め、そろそろ湿気が気になる季節がやってきそうです。
雨の日が多くなるこの時期は、ジメジメとした空気も相まって気持ちが滅入りますよね。
髪型が崩れる・洗濯物が乾かない・外にも出られない……
「気分が乗らないから、部屋の掃除も今度にしよう」
部屋の汚れが気になっていても、このように考えてしまう人も多いと思います。
しかし、湿気の多いこの季節にお手入れをおろそかにしていると、
暑い夏を迎えた頃には、カビが繁殖してお家全体にイヤな臭いが……
快適に暑い夏を乗り切るためには、この時期のお掃除が不可欠なんです。
それに、あまり知られていない情報ではあるのですが、
梅雨に掃除をしたほうが良い理由は、実はもう一つあります。
この梅雨の季節こそ、お家をキレイにする絶好のチャンスなんです。
・梅雨の季節に掃除をするメリット
1.適度な湿気が、カビの拡散を抑える
基本的に、湿気はお部屋にカビが生える原因の一つです。
お風呂や洗面台によくカビが生えてしまうのも、湿気を放置してしまうことが大きな要因。
ですが、すでにカビが生えている場合には話が変わってきます。
掃除中に避けられないカビやほこりの拡散が、適度な水分が含まれていることによって抑制されるのです。
2.静電気が発生しにくいため、ホコリが落としやすい
静電気が発生しやすい季節といえば、冬を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。
静電気の発生には、空気中に含まれる水分量が大きく関係しており、
空気が乾燥しやすい季節=冬になると静電気が発生しやすくなるんですね。
つまり、反対に湿気が多い季節=梅雨には、静電気が発生しにくいということになります。
静電気にはホコリを物体に引き寄せる性質があるため、静電気が発生しにくい梅雨の季節は反対にホコリが取れやすくなっているのです。
3.夏と秋が最盛期となるダニやコバエの発生を予防できる
高温多湿となるこの時期は、アレルギー症状を引き起こすダニが大量発生しやすいです。
大量発生したダニやコバエは、その後数を増やし、夏や秋にその数がピークを迎えます。
特にダニは、死骸やフンによっってアレルギー性の鼻炎や皮膚炎、喘息などを引き起こすため注意が必要となります。
ダニやコバエの主なエサは、ゴミやホコリ、汗の成分。
この三つを梅雨に掃除することで、ダニ・コバエの大量発生を予防できるのです。
・掃除しておきたい4つのポイント
ここまで、梅雨にお掃除をするメリットをいくつか紹介しましたが、
「掃除のメリットは分かったけど時間が無いし……」
とお思いの方も多いのではないでしょうか?
そんな方々のために、ここでは特に掃除しておきたいポイントをいくつかご紹介します。
1.窓ガラス&網戸
窓ガラスの汚れは、湿気のあるこの季節の方が落ちやすくなっています。
さきほど紹介したように、ホコリが舞いにくい点も嬉しいポイント。
窓を拭く道具は、濡らした新聞紙がオススメです!
新聞紙に印刷された文字のインクがワックスの代わりになるため、窓ガラスがピカピカになります。
新聞紙が手元になく、タオルを使用する場合はできるだけ目の細かい物がオススメです。
また、強くゴシゴシと擦ってしまう行為は、ガラスに擦り傷ができる原因になるのでNGです!
窓の汚れを落としたあとは、スクイージーやティッシュペーパーで余分な水分を落としていきましょう。
網戸のお掃除は、裏から新聞紙やいらない紙を当て、掃除機でほこりを吸い上げます。
最後にウェットティッシュやお掃除シートで網部分を拭き上げればお掃除完了です!
2.浴室
梅雨はカビが拡散しにくい季節ですが、その反面カビが発生しやすい季節でもあります。
いくらカビが拡散しにくいといっても、換気扇を回したり窓を開けたりする機会の多い浴室は別。
風が直接当たれば、さすがにカビの胞子はあたりに散らばってしまいます。
この季節にカビの胞子が散らばってしまうと、そのまま大量のカビが……
そうならないためにも、この梅雨の季節にこそ、浴室を掃除しておきましょう。
範囲にもよりますが、カビ取り掃除はそこまで難しくありません。
カビ取り剤をカビの生えている箇所にかけた状態で10分ほど待ち、水で流すだけです。
ただし、2つ注意点があります。
1つ目は、普通の浴室用洗剤で落とそうとしないこと。
浴室用洗剤と、カビ取り剤は似ているようで別のもの。
必ずカビ取り成分が含まれている洗剤を使用するようにしましょう。
2つ目は、必ずゴム手袋をはめておくこと。
薬剤を使う上では当たり前のことではあるのですが、直接肌に触れさせると、皮膚炎の原因になります。
面倒でも、必ず手袋の着用を徹底しましょう。
3.フローリング・カーペット
「家具を移動するときにホコリが舞うのが嫌で、床の掃除に手が出せない」
という方は、今の季節に床掃除を終わらせてしまうことをオススメします!
床を掃除する際には、拭き掃除をする前に掃除機で大体のホコリを吸っておきましょう。
この時期であれば、湿度の関係でホコリが舞いにくく、静電気も少ないためカーペットのホコリも取れやすくなっています。
タオルや雑巾を洗いに行く回数も減りますし、床やカーペットに付着した皮脂や汗が落としやすくなるのでオススメです。
4.玄関
梅雨になると、靴についた雨や泥によってどうしても玄関が汚れがちです。
梅雨が終わるまでの間に、一度は掃除しておくことをおすすめします。
玄関のお掃除には、基本的に濡らした雑巾を使用しましょう。
土やほこりが溜まっている場合は、拭き掃除の前に掃除機で吸っておきましょう。
そのまま水拭きしてしまうと、より一層汚くなってしまいます。
溝の細かな汚れは、古い歯ブラシや使い捨ての歯ブラシを使ってかき出すのがオススメ。
一通り掃除が終わると、最後に玄関に水を撒いて乾拭きしたくなりますが、実はこれはNG行為なんです。
基本的に住宅の玄関は防水仕様になっていないことが多く、水浸しにしてしまうと建材が腐敗し、様々なトラブルの要因になります。
マンションであれば下の階への水漏れリスクがありますし、一戸建ての場合でもシロアリ発生のリスクを招きます。
みっちゃんハウスクリーンでは、メニューに載っていない箇所のお掃除のご相談にも対応しております!
この梅雨の季節、お掃除のことでお困りの際はぜひ一度ご相談ください✨